お肉を焼くときに切り目を入れるのはなぜ?
お肉を加熱をすると繊維が委縮するため
形や大きさが変わってしまいます。
繊維が萎縮するのは筋肉のたんぱく質が熱で変化するためです。
特に変形しやすいのは、ビーフステーキやポークカツなど
大きくて厚い肉を使う料理です。
筋や繊維を少しでも短くするために
焼く前に切り目を必ず入れるようにしましょう。
赤身と脂肪の部分との境にある筋や繊維に包丁で3〜4カ所
切れ目を入れます。
繊維に対して直角に切れ目を入れると上手く行きます。
切れ目が多すぎると
旨味がそこから流れ出してしまうので注意が必要です。
厚みのある肉は裏側にも入れましょう。
形や大きさが変わるのを防ぐだけでなく
反り返ったりするのも防げるため、仕上がりが良くなります。
切り目を入れることのもうひとつのメリットは
肉の内部まで早く火を通せることです。
ステーキ肉の場合は、さらに肉たたきやすりこぎを使って
厚さを均一にしておくのがおすすめです。
ない場合は包丁の背で縦横に軽く叩きます。
肉がやわらかく仕上がり、均等に熱が通ります。
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